10X、21億円の資金調達を実施
- Zamio
- 4月28日
- 読了時間: 3分
-ネットスーパーの黒字化と事業成長を両立。小売向け新プロダクト拡大へ-
小売企業のDXを支援する株式会社10X(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:矢本真丈、以下10X)は、グローバル・ブレイン株式会社およびJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリード投資家とする第三者割当増資(一部株式譲渡を含む)等により、総額21億円の資金調達を実施しました。今回調達した資金により、主力の「Stailer(ステイラー) ネットスーパー」のプロダクト強化と、新たな小売支援プロダクトの開発を推進してまいります。
■10Xのミッション
10Xは、「小売業の未来を拓く」をミッションに掲げ、小売業が直面する構造的な課題に向き合い続けています。スーパーマーケットをはじめとする小売業は、地域の食文化を支える重要な社会インフラでありながら、人口減少や労働力不足、デジタル対応の遅れといった変化の波に直面しています。
10Xは、こうした状況に対し、小売の本質的価値を守りながら、顧客体験やスタッフの方々の働き方を10xに進化させることを目指し、各地の事業者とともに現場に根ざした支援を進めてきました。パートナー企業の皆様に対し、単なるITツールの導入ではなく、長期的な共創による「産業としての変革」を見据えて協働を進めています。
■「Stailer ネットスーパー」の実績
現在、スーパーマーケットやドラッグストアのEC化を支えるプロダクト「Stailer ネットスーパー」は、ライフ、スギ薬局、フジなどの大手小売企業に導入され、年間流通総額(GMV)は数百億円規模に達し、Stailerを通じて提供するネットスーパーのGMV成長率は市場平均の約10%を大きく上回る56.7%となる(※2024年実績)など、著しい成長を遂げています。
また、Stailerの導入による小売事業者のオペレーション最適化の支援等により、小売事業者側の収益面でも顕著な成果が表れています。たとえばデリシアでは導入から1年で売上は前年比1.4倍、注文数は1.8倍に成長、店舗営業利益も大幅に改善し黒字化を実現しました。他の導入先においてもネットスーパーが抱える最大の課題とされる「利益化」において、事業の黒字化事例を多数創出しており、単なるシステム導入にとどまらず、売上と利益の両面で事業成果を実現するプロダクトとして小売事業の経営・持続可能性の強化を支えています。
■資金調達に関して
今後、さらなる「Stailer ネットスーパー」の拡大に加え、新たな小売DX支援プロダクトの開発を見据え、総額21億円の資金調達を実施しました。調達した資金は、Stailerの継続的な改善に加え、小売事業者の多様な課題に対応する新規プロダクト群の開発に充てていきます。
新たに参画いただいた投資家の皆様とともに、10Xは今後も地域に根ざした小売企業を支え、次の10年に向けて「小売業の未来を拓く」挑戦を続けてまいります。
投資家一覧
グローバル・ブレイン9号ファンド
JIC ベンチャー・グロース・ファンド 2号投資事業有限責任組合
GMO Venture Partners株式会社
三菱UFJキャピタル株式会社
KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
Canon MJ MIRAI Fund(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
高輪地球益ファンド(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
【Stailerについて】
Stailerは、スーパーマーケットやドラッグストアといった小売・流通事業者向けのECプラットフォームです。ユーザー向けのアプリ、バックヤード向けのピックパック・配達管理アプリ、受注管理・在庫管理システム、BOPIS(店舗受け取り・ドライブスルー受け取り)など、小売ECの事業成長に必須なシステムをフルセットで提供しています。
【10Xについて】
会社名:株式会社10X(テンエックス)
本社:〒103-0004 東京都中央区東日本橋1丁目4-6 東日本橋一丁目ビル 5F
設立: 2017年6月26日
代表取締役社長:矢本 真丈
10X、21億円の資金調達を実施