タクシー・交通業界のDXを推進する電脳交通、累計調達額52億円に
- Zamio
- 4月10日
- 読了時間: 4分
株式会社電脳交通(代表取締役社長:近藤洋祐、本社:徳島県徳島市、以下電脳交通)は、既存株主である三菱商事株式会社をリード投資家とし、計12社を引受先とした総額25億円の資金調達契約を締結しました。 今回の調達により、累計調達額はエクイティ・デットファイナンス合計で約52億円となります。
今後、電脳交通はタクシー事業者の配車支援にとどまらず、経営課題に対応する総合的なサービスを提供します。また、配車アプリや交通関連サービスとの連携を一層強化し、全国規模で移動の利便性向上を目指していきます。
これまでの歩み
電脳交通は、2015年の創業以来、タクシー業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、タクシー事業者の基幹業務である配車業務の効率化を支援することで、地域の移動インフラの利便性と持続可能性の向上に貢献してきました。
現在、当社のクラウド型タクシー配車システム「DS」は全国47都道府県・約600社・約21,000台のタクシー車両に導入されており、配車業務委託サービス「タクシーCC」では全国41都道府県において、月間20万件を超える電話によるタクシー配車依頼に対応しています。
2025年に電脳交通は創業10年という節目を迎え、コーポレートアイデンティティ(CI)およびミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を刷新し、私たちが目指す未来をより明確にしました。(※1)
今後は新しいミッションである「交通業界へ、革新を。そして社会と企業を支え、未来の安全と信頼に貢献する。」のもと、私たちは“信頼できるパートナー”として、成長を望む企業に安心感と希望を提供し、交通業界に革新の道筋を照らしてまいります。
今後の展望
今後、私たちはタクシーの配車支援にとどまらず、タクシー事業者が直面するさまざまな経営課題に対応する総合的なサービスを提供していきます。具体的には、労務管理や業務効率化、車両の調達・管理支援、採用支援など、経営全般をサポートするソリューションを強化し、事業者がより効率的で持続可能な運営を実現できる環境を構築してまいります。
また、電脳交通の「電脳コネクト」を通じて、配車アプリや交通関連サービスとの連携を一層強化していきます。電脳コネクトは、タクシー事業者の業務効率化と収益拡大を支援するとともに、地域住民や訪日外国人に新たな「移動の足」を提供します。今後は、さまざまなパートナー企業との協力を通じて、全国規模で移動の利便性向上を目指し、社会全体のインフラ進化に貢献していきます。
今回の資金調達により、私たちはさらなるプロダクト開発・サービス拡充を加速させ、交通業界の革新、未来の安全と信頼の確立、そして交通を起点とした社会全体の可能性をひらいてまいります。
シリーズDの資金調達概要
●資金調達額 :25億
●調達方法 :第三者割当増資
●引受先一覧(順不同)
<新規引受先>
Uber Technologies, Inc.
国際自動車株式会社
大和自動車交通株式会社
つばめ自動車株式会社
<既存引受先>
三菱商事株式会社
阿波銀キャピタル株式会社(阿波銀行グループ)
いよぎんキャピタル株式会社
エムケイ株式会社
三和交通株式会社
JPインベストメント株式会社
第一交通産業株式会社
株式会社徳島大正銀行
●資金調達の使途
1.既存事業の強化
2.M&Aの推進
3.新規事業開発の推進
株式会社電脳交通の概要
所在地 :徳島県徳島市寺島本町西1丁目5番地 アミコ東館6階
設 立 :2015年12月
代表者 :近藤 洋祐
従業員 : 201名
資本金 :1億円(2024年11月末時点)
主要株主:三菱商事、JPインベストメント、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、JR東日本スタートアップ、JR西日本イノベーションズ、四国旅客鉄道、GO株式会社、第一交通産業グループ、エムケイ、沖東交通、三和交通、NTTドコモ・ベンチャーズ、阿波銀行、徳島大正銀行、いよぎんキャピタル、ブロードバンドタワー(敬称略、順不同) (2024年11月末時点)
タクシー・交通業界のDXを推進する電脳交通、累計調達額52億円に